ふくらはぎのブツブツ毛穴の種類

ふくらはぎにブツブツとした毛穴が目立つようになっていた場合、
大きく分けて3つの種類があります。

  • 黒ずみ毛穴・色素沈着タイプ
  • 赤いブツブツタイプ
  • 埋没毛(埋もれ毛)タイプ

 

黒ずみ毛穴・色素沈着タイプ

ゴマ粒のようにぽつぽつとした点が
ふくらはぎに広がるタイプの毛穴もあります。

毛穴が開くことによって毛穴の中に汚れがつまり、
その汚れが酸化して黒くなることで、
毛穴が黒っぽくなってしまいます。

もしくは毛穴周辺が色素沈着することで、
同じように毛穴が黒っぽくなります。



赤いブツブツタイプ

毛穴の中に詰まった汚れは毛穴の黒ずみの原因となるだけじゃなく、
毛穴に赤いブツブツを作る原因ともなります。

毛穴の汚れとは、皮脂や垢(はがれた皮膚)、汗などで、
これらは肌に生息する常在菌(雑菌)のえさとなります。

雑菌が毛穴の中でぐんぐん繁殖することで、
雑菌と雑菌の排泄物によって毛穴が押し広げられるようになり、
毛穴周辺の皮膚組織が物理的に圧迫されます。

その結果、皮膚が炎症を起こしてしまい、
毛穴に赤いブツブツができたように見えます。


埋没毛(埋もれ毛)タイプ

ふくらはぎ(ひざ下)のムダ毛を
自己処理している場合に起こりやすいのが埋没毛(埋もれ毛)です。

カミソリで剃ったり毛抜きでムダ毛を抜いたりしていると、
肌表面にある角質層の厚みが増えることがあります。

角質肥厚と呼ばれる状態となり、毛穴から伸びるムダ毛が、
角質層に遮られて毛穴の中でそのまま成長し始めます。

見た目としては、毛穴に汚れが詰まったのと同じような状態となり、
毛穴が黒ずんで見えるようになります。

 

角質肥厚がふくらはぎの毛穴の直接的な原因

ふくらはぎの目立つ毛穴には、

  • 黒ずみ毛穴・色素沈着タイプ
  • 赤いブツブツタイプ
  • 埋没毛(埋もれ毛)タイプ


という3つの種類があるわけですが、いずれにしても、
角質層の厚みが増してしまう角質肥厚(かくしつひこう)が原因です。

角質層は本来であれば0.02mmほどの厚みしかありません。

そんな薄い層の中に、次から次へと皮膚が格納されることによって、
角質層の厚みが増していくわけですが、違う言い方をするならば、
角質層が膨らんだような状態になります。


角質層のすぐ下にある毛穴の出口そのものは、
広がったり狭くなることはありません。

けれども角質層がふくらんでいくにつれて、
本来の毛穴の出口から、肌表面までの距離が長くなり、
それと共に出口がラッパ状に広がる状態となります。

毛穴の出口が見かけ上、広がってしまうことで、
汚れが詰まりやすくなって毛穴の黒ずみができるようになるし、
雑菌が繁殖して赤いブツブツ毛穴になります。

更に角質層に邪魔されてムダ毛が外に出られなくなり、
埋没毛による黒い毛穴が目立つようになります。


ピーリングで毛穴対策は避けよう

ふくらはぎの毛穴対策には、日焼け(紫外線)対策や保湿対策、
生活習慣の見直しといった方法のほかにも、ピーリングがあります。

肌表面の分厚くなった角質層を薄く剥がすことで、
毛穴開きや埋没毛を解消し、
ふくらはぎの毛穴を目立たなくすることができます。

ピーリング成分が配合されたピーリング石鹸や、
美容皮膚科でもピーリングを使った美肌コースが用意されていたりします。


分厚くなった角質層が薄くなることで、
肌の肌理が整ったり、肌の張りや艶が改善する効果も期待できますが、
気を付けたいのは、肌に強い刺激を与えてしまうこと。

月に1回くらいの使用頻度であれば、それほど悪影響はないとは思いますが、
頻繁にピーリングをする場合、肌にかなりの負担をかけることになります。

余分な角質層だけを取り除くことができればよいですが、
実際には必要な角質層までピーリングで取り除いてしまい、
肌の抵抗力を無駄に下げてしまいかねません。


ふくらはぎの毛穴を抜本的に目立たなくするには、
ピーリング以外の手段を考えたほうが良いですよ。